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「遺跡のWiki」
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遺跡(いせき)は、過去の人々の生活の痕跡がまとまって面的に残存しているもの及び工作物、建築物、土木構造物単体の痕跡若しくはそれらが集まって一体になっているもの又は施設の痕跡をいう。お互いに関連しあう
遺構の集合、遺構とそれに伴う
遺物が一体となって過去の痕跡として残存しているものとも言い換えられる。元は遺蹟と書いた。
考古学の主要な研究対象として知られる遺跡については特に考古遺跡と呼ぶ場合がある。この場合の遺跡を面として捉えた場合、「
埋蔵文化財包蔵地」とほぼ同義である。
遺跡のうち、住居跡・
墳墓・
貝塚・
城跡など、土地と一体化されていて動かす(
移動させる)事が出来無い物を遺構(いこう)と言い、
石器・
土器・
装飾品・獣骨・人骨など、動かす(移動させる)事の出来る物を遺物(いぶつ)と言う。遺跡は、石器や土器のような遺物が散布している場合に遺跡、すなわち、「埋蔵文化財包蔵地」の存在を推測する材料になるが、遺物単体で遺跡にはなりえない。遺跡の本体を構成する要素は、遺構であることから、遺構及び遺構のあつまりを代表させて遺跡と呼ぶ場合も多い。
地表面から遺物の散布が見られるが、その性格が明確でない遺跡を遺物散布地と呼ぶ場合がある。遺構が伴わない場合に実際には遺跡を構成する重要な意味を持つ場所かもしれないが、反面土が移動され客土にともなって遺物が散布している場合もあるので注意を要する。
遺跡の調査で、遺構とそれに伴う遺物を確認することによって、モノという限られた情報であるが、当時の人々の文化、生活の営み、
価値観をある程度推定することができる。
なお、遺構がなくても、
岩陰遺跡、洞穴遺跡などのように堆積層で過去の人類の生活の痕跡がみとめられるもの、
キルサイトと呼ばれる動物の狩猟及び解体場も過去の人類の生活の痕跡がみとめられるものであるので遺跡である。キルサイトの場合は、動物の
化石や狩猟に使用した石器などが出土する。出土した化石や遺物が現地性堆積物で、化石に解体痕があるなどでキルサイトであると認められた場合に遺跡となる。
一方で、お互いに関連しあう
近現代の工作物、建築物、土木構造物が集まって一体になっているものも遺跡と呼ぶ。この場合は、歴史家や
建築史家の研究対象であって、普通は
考古学の研究対象からは除かれる。
しかし、必要に応じて、「埋蔵文化財包蔵地」の
文化庁次長通知の定義にあるように、「近現代の遺跡」として「地域において特に重要なものを対象と」して痕跡として残されている近現代の工作物、建築物、土木構造物等を調査する場合もある。例えば、
第二次世界大戦の痕跡として残された軍事施設や被災施設なども周辺の環境を含めて「
戦争遺跡」と呼ぶことがあるが、この戦争遺跡のうち、地下に埋蔵されていて地表面からでは性格がわからない場合(すでに撤去された砲台や
防空壕など)は、必要に応じて
発掘調査を行って確認する場合がある。
日本では、学術的に重要で保護すべき遺跡については
文化財保護法によって
史跡・
特別史跡の指定がはかられ、その他の遺跡についても「埋蔵文化財包蔵地」として民間開発に伴う工事の際には、現行法では、第93条(旧第57条の2)第1項による届出が義務付けられている。
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情報出典:Wikipedia:GFDL準拠